風土会とは

鈴木延雄 路(2008年作)
風土会は来秋9月13日より1週間、第32回展を東京セントラル美術館で開催する。各会員共百号前後の大作を5点から10点程出品する筈である。
渾身の力を以って描き、その全てを展覧に供しそれぞれの技を競うのは展覧会の最も望ましい形である。風土会はそのような展覧会の実現を期し30数年前10人の仲間たちによって創立された。
画を描く者にとって仲間の目ほど厳しいものは無く、またその評価ほど確かなものはない。如何なる試みも作為も作品の展示で顕わになる。展覧会は互いに切磋琢磨の場なのであると風土会の会員は心得ている。
もとより会が長期にわたりかかる緊張を持ち続けるにはかなりの困難もあった。30余年の間に世を去った先輩もあり、やむを得ず袂を分った友もある。しかし年毎に強力な同志の参加があり、回を重ねるにつれ会の理念は一層鮮明になりつつある。風土会が作品公募をせず、会員のみの展覧会を開催しているのも以上の理由によるものである。
近年科学技術の進展は多様な表現の方法を生み出し、絵画の存在がさして重要な意味を持たないように見られる折もあるが、描くという行為は人類の歴史と共にあり絵はその時代の文明の水準を示すものである事もまた確かである。風土会は絵画の歴史に信を置き、更に新しい地平を開かんとする者の集りである。
風土会創立会員 鈴木延雄
++++風土会事務局
〒165-0027 東京都中野区野方3-15-19
悳 俊彦方 風土会事務局
電話番号 03-3385-3321